オリジナル小説 私は神の子② ーアイデンティティの確立Ⅱー ある夜。ささいなことから高校2年生の長男と口論になった。初めて正面から子供に非難された私は、動揺と怒りで我を忘れ、息子を徹底的にけなす言葉を叩きつけてしまった。途端、ドンッという鈍い音とともに息子の拳が居間の白い壁にめり込んだ。続いて猛烈な... 2021.07.03 オリジナル小説